抗生物質が及ぼす影響

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抗生物質を使用するとマイクロバイオームに半永久的な損傷が起きる。その影響は半年後にも回復していない。できるだけ抗生物質を使用しないことが重要だ。

腸内細菌は一度失うと自然には二度と元に戻らない。絶滅するからだ。

唯一元に戻す方法はFMT(糞便移植)である。しかし、自分の遺伝子と関連付いて定着、生存していた細菌はFMT(糞便移植)でも戻らない。抗生物質を使用する前に自分の便を保存していたのなら別だが...

つまり、人々の腸内細菌叢は減少の一途を辿ることになる。

IBSIBD精神疾患代謝疾患、自閉症発達障害アトピー、自己免疫疾患などは間違いなく増加していくだろう。

本当に抗生物質を使用すべきなのかをよく考える必要がある。

早急にマイクロバイオームを保存、供給するシステムなどを作り人々の病気を防ぐためにマイクロバイオームの修復を行う必要がある。



参考文献

doi.org

www.frontiersin.org